こうほん (藁本)
学名 |
Conioselinum anthriscoides
(Aegopodium anthriscoides, C.sinomedicum, Ligusticum sinense) |
日本名 |
コウホン |
科名(日本名) |
セリ科 |
日本語別名 |
|
漢名 |
藁本(コウホン,găoběn) |
科名(漢名) |
繖形(傘形,サンケイ,sănxíng)科 |
漢語別名 |
西芎 |
英名 |
|
2008/04/17 薬用植物園 |
2006/06/22 薬用植物園 |
|
|
2004/08/17 薬用植物園 |
|
|
辨 |
ミヤマセンキュウ属 Conioselinum(山芎 shānxiōng 屬)については、ミヤマセンキュウ属を見よ。 |
訓 |
漢名藁本(コウホン,găoběn)は、根の上・苗の下が禾藁(穀物のわら)に似ていることから名づけたもの、本は根である(『本草綱目』)。 |
『本草和名』藁本に、「和名加佐毛知、一名佐波曽良之」と。
『延喜式』藁本に、「カサモチ、サハソラシ」と。
『倭名類聚抄』藁本に、「和名佐々波曽良之、一云曽良之」と。
小野蘭山『本草綱目啓蒙』10(1806)藁本に、「カサモチ延喜式 サゝハソラシ和名鈔 ソラシ同上 今ハ通名」と。 |
説 |
河南・陝西・両湖・四川・江西・浙江に分布。 |
誌 |
中国では、コウホンなどの根・根茎を藁本(コウホン,găoběn)と呼び薬用にする(〇印は正品)。
『中薬志』I/515-519 『中草藥現代研究』Ⅲ/176 『全国中草葯匯編』上/926-927
〇コウホン Conioselinum anthriscoides(C.sinomedicum,
Ligusticum sinense;藁本・西芎)
〇ムレイセンキュウ Conioselinum smithii(C.jeholense,
Ligusticum jeholense, Cnidium jeholense;
遼藁本・藁本・熱河藁本)
ニオイウイキョウ Conioselinum tenuissimum(Ligusticum tenuissimum;
細葉藁本)
Conioselinum vaginatum(新疆藁本・鞘山弓)
Ligusticum delavayi(Hymenidium delavayi;麗江藁本)
|
|